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パラレルしか書いてません。口調・呼称が怪しいのは書き手の理解力不足です。ディランディが右。お相手はいろいろ(の予定)
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アリーと入れ違いにティエリアが上に上がってきて、話し合いは再開された。
といっても、双子とリジェネ、刹那の間ではすでに決着がついていて、
あとはティエリアが納得してくれるかどうかだけだった。
グラハムの件は置いておいてもだ。

「リジェネ、薬を使ったな」
「だって、僕はこっちの方が好きだもの、ウェーダだって、小っさい方が好みだって」
「決めつけるな、大体年相応な格好をしてこそ人格というものが、」
「二人とも、それは後でやってくれ…」

ニールがため息を吐きながら、言い合いを始めた二人を眺めた。
この教育係二人は優秀ではあるが、意見が食い違うと途端に言い合いを始めてしまう
のがたまに傷だ。

「なぁティエリア、頼むよ…あと少しでいいんだ…そしたらちゃんと帰るから…」
「僕は、殿下の好きにさせてあげたいけど、ティエリアは?」
「……私は、……お二人が約束を守るというのでしたら猶予を差し上げてもいい」
「「本当か!」」

声をハモらせ身を乗り出すニールとライルを水槽に戻しながら、ティエリアはため息を吐きつつ続けた。

「ただし、一年だけです、それ以上は認めません」
「ティエリア…ありがとう」
「……それともう一つ。私たちも一緒に住みます、貴方達だけでは心配だ」

少し目元を赤らめ、伏し目がちにそう告げるティエリアに周りの人間は「ツンがデレた」と思ったが、
そんなことを全然気にしていないニールとライルがティエリアに向かって、ありがとう大好き!といって
飛びつきティエリアは盛大な水しぶきと一緒に水槽に落ちた。
ぎゅうぎゅうと抱きついてくる二人にティエリアはほんの少し破顔して、ニヤニヤしている
リジェネをにらみつけた。

「…ニール、ライル。僕とリジェネは一旦帰ります」
「(一人称が変わっている…)」

刹那がふとそんなことを思ったが、口には出さなかった。

「え、でも…」
「このままで待ってろってことか?」
「貴方達はすっかり忘れてるみたいだから言いますけど、王族は魔法を使えるんですよ?」
「「あ」」
「薬の効果なので、その姿はどうにもできませんが、足くらいなら今の魔力で十分でしょう」
「で、でも、トライデントないし…」
「ウェーダの端末を持ってきましたから大丈夫です」

ティエリアはまるで親が子にするように二人の頭をなでる。一瞬びっくりしたのか二人は首を
竦めたが、大人しくなでられていた。
(ちなみにウェーダの端末はハロだった。ライルは会社に置いてきていたはずだが、どうやら二人は会社にも
 不法侵入したらしい。ハロはカタギリがスメラギから追跡機能をオフにした状態で渡されたものだったらしい)

「それと、グラハムとか言いましたか、契約は我々が戻ってからにしていただきたい」
「(ティエリア……)」
「(マジになってる…)」
「刹那・F・セイエイ!」

ティエリアが刹那の名前を呼び、刹那は顔をあげた。何故フルネームを知っているのだろうかと
刹那は一瞬戸惑ったが、よくよく考えれば表札はフルネームで書いていた。もし、それを見たのなら
納得もいく。

「くれぐれも二人を頼む。そこの金髪はどうにも私には理解ができない」
「わかった。…グラハムの件には同意する」

妙な息の合い方をしたティエリアと刹那はがっちりと握手をすると、
刹那は、勢いをつけてティエリアを水槽から引っ張り出す。

「リジェネ、帰るぞ」
「はいはい、わかったよティエリア。じゃ両殿下、また今度」

二人はニールとライルに手を振って、部屋を後にした。後にはニールとライルのほかに刹那、グラハム、カタギリが残された。

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