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パラレルしか書いてません。口調・呼称が怪しいのは書き手の理解力不足です。ディランディが右。お相手はいろいろ(の予定)
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R指定なので追記に

「ら…大丈夫か?」
『平気だ。でも、うわ…(なんか白いの一杯出たな)』

ライルのきていた黒のニットは刹那のそれで白く汚れ、髪や、目元なんかにも
飛び散ったそれは、ライルの白い肌をより一層白く見せた。

『(なんだろ、これ…)』

白く粘っこいそれをライルは指でねちねちとこねながらそれを出した張本人を見上げた。
いまさらだが、その液は苦くてなんだか口の中がいがいがする。
スメラギのいったことは本当に正解なのだろうかと、ライルが疑い出したころ、
(ライルがスメラギのいうことを鵜呑みにして痛い目を見るのは今まで何回もあった)
刹那の方は刹那の方でもうそれはみごとにプッツンと理性の糸が切れてしまった。

「ライル」
『え?何?』
「するぞ」
『?』

何をといった感じで首をかしげるライルをよそに刹那はもう一度ライルを組み敷いた。
さっきぶっかけたせいで、ライルの表情はすごく卑猥だし、というか、こんな状態で
帰すわけには絶対行かないし、寧ろ乙女座の我慢弱い男が見たら、それこそ
頭から食われかねない。とられるくらいなら、自分でしてしまった方が何倍もましだと、
すっかりのぼせあがってしまった思考で考えて自己満足のような結論を出した。
がじがじと鎖骨をかんで、シャツを着たときには目立たないような位置に刹那は赤い花を残す。
本当なら、もっと目立つ所に残したいところだが、まだ「恋人」という関係には至っていないのに
そんな事をするわけにもいかないと変なところだけ理性がきいて、やわらかなニットをたくしあげ、
つんと立った胸の飾りをいじった。これだけきれいな形をしているならニップルピアスなんかをしても
映えるかもしれないなと刹那は自分のサディステックな思考に苦笑した。

『せつ…なぁ…』
「少し、我慢してくれ」

スラックスを下着ごとおろしてしまうと刹那は少し驚いた。これだけ愛撫と呼べるものを施しているのに
ライルのそれは反応をほとんど示していない。しかし、息は上がっているようなので、
刹那はライルのそれを緩く愛撫しながら、自分の唾液で湿らせた指をライルの菊座に押し当て、
しわを伸ばすように円を描いた。

『(なに…怖…い…)』

つぷっと音がした気がしたときにはライルの中に刹那の指が埋まっていた。
生まれて初めての感触にライルは何なのか分からなくなって軽くパニックに陥ってしまい、固まる。
ぐにぐにと自分の中で動く異物に変な感覚に陥って頭が真っ白になる。
そう思った瞬間ライルのそれからぴゅっと少量の白濁がこぼれおちた。

「イったのか」
『(なんで…?俺のからも白いの出て…)』
「少ないな…」

刹那がそれを指ですくい上げて、口に運ぶ。なんでか見ていられなくなって、ライルは眼をそらした。
身体の中の刹那の指が動き回って、しかもなんだか質量が増えていて、混乱したままライルは
ソファーに転がっている。

「抵抗するなら今のうちだ」
『ていこう…』
「しないのか?」
『どうすればいい…わかんな…』

わからないよ、兄さんとライルの口は動いた。刹那はなんだかむっとして、ライルの
奥をあまりほぐれないまま暴いた。あまりの痛みに眼を見開いてライルは暴れるが、刹那は
ライルの足をがっちりつかんで腰を進める。震えるノド仏をなめて、刹那はライルの耳元でささやく。

「全部はいった」
『せつ、な。いた…ぃ』
「すぐ良くしてやる」

ぐっと突き上げるとライルは身体をしならせた。眼に浮く涙をぬぐって、髪をなでると、
浅い息と一緒に怖いと口が言葉を形作る。

「何が怖い」
『なんか、きそう…』
「怖いことはない。誰でもなる」

その言葉に少しだけ息をついたライルは刹那にしがみついた。

「なっ」
『でも怖いからくっついててもいいか?』

ライルの言葉に刹那は驚きつつも首を縦に振る。そうすれば、ライルは嬉しそうに笑って
(それはまるで甘いものを食べている時と同じような笑みで)ぎゅーっと刹那にしがみついた。

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